2012年6月27日水曜日

うちの猫。

 数週間前から同居猫の後ろ足の内側の肉球にかさぶたが出来ており、自分で剥がしたりして血が出てた。治りそうになって…またかさぶた剥がして…また血が出る。。。というのを暫くの間繰り返し。病院へ連れていっていろいろ対応してもらった。塗り薬・細胞再生促進させる飲み薬、等々。


それもあまり効果がなくすぐかさぶたに戻ったり。歩きにくいのかびっこひいて、本人も気持ち悪そうな日が続いたため、細胞を取って検査。病院にて傷を洗って貰い(当然麻酔あり)細胞を取ったので、かかとまで包帯ぐるぐる巻きで1週間。1日だけ人生(猫生)初のエリザベスカラーをしたが、距離感が分からずトイレも行けずにぼーっと悲しそうな顔をするのに耐えられず、すぐ外してしまった。


1週間後に行くと「一度よくなっていたのに、今回また血が出始めているので、本人(猫)のストレスを考えると、後ろ足の内側の指を肉球から切除したほうがいいだろう」とのことで、悩みつつも同意して、その日は入院し翌日迎えに行った。


先生曰く、「大学病院にて精密検査をしたほうがいい。」とのことでお願いし、手術代総額5万円。今回は特にカラーも必要なく、抜糸まで2週間そのまま包帯を剥がしてしまっても全く構わないよ、とのお話本人もやっとスッキリした〜みたいな顔をしていたので、妙に安心していた。


精密検査は2〜3日で結果が出る、というお話だったが、電話が来ないなーと思った。よくないのかも知れないな。なにかあるんだろうな。とはうすうす思っていた。


そして2週間後に、抜糸。そして検査結果は「悪性メラノーマ」というもの。いわゆる皮膚癌。黒い組織とよく似ていて見分けにくい形状をしているそうだ。病院にある顕微鏡ではなかなか判断がつかなく、うちの猫は黒猫のため、肉球も当然黒い。なので組織も黒い組織なので、判別つきにくいというものだ。


「肺や脳に転移したらちょっと厄介だね、だけど転移したとしても今度は抗がん剤/放射線治療になるので、猫に使える抗がん剤は数種類しかなく、それの組み合わせで対応していく。といっても成果は4〜5割ほど。いま飼い主が出来ることと言えば、定期的にレントゲンを撮るぐらいかな。もし転移してしまったら、部位によってそのとき考えて行きましょう。」ということに。


調べてみたら「進行が早い皮膚癌の一種」 「肺に転移が多い」等等。
とにかく今は猫もいつもと変わらず、ご飯も沢山食べるし、おしっこもうんちも普通にいいのが出る。快食快便で元気そのものなので、今は何も心配することなくたくさん幸せをもらっている。


うちの猫は18歳なので、人間でいうとかなりの高齢、おじいちゃん猫。人間もそうだけど、若い時に出来る癌と違い進行もその分遅いだろう。もし転移してしまっても、先生の言う通りそのときに考えようと思う。


とにかくあと何年一緒に居られるかは分からないけど、彼(猫)がストレス無く、幸せに、寿命を全う出来るように、飼い主として出来る限りの愛情を注ぎたいと思う。


毎日毎日愛を彼から貰ってる。出来る限り写真や映像を撮って、撮れる時にいっぱい撮ろう。一緒にいられる時間を写真や映像にそして自分の記憶に記録しておきたいと思う。















※上の写真:指切断手術後、抜糸して1週間ぐらい。生活には全く支障無し。
※下の写真:キャビネット上に置いてある“今は亡き猫に供えてある水をわざわざ飲むの図。

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